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AIでPowerPointの構成を作る|承認を得る5枚の資料と依頼文

AIにスライドを作らせる前に、上司に決めてほしいことを一文にします。架空の企画を5枚に組み立てる例、構成用の依頼文、PowerPointへ移す手順を紹介。事実・仮説・未決事項を分け、承認後に動ける資料を作ります。

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五枚の構成カードを並べて説明の順番を考える机上のイメージ
目次
  1. 構成だけでなく、スライドまで作りたい人へ
  2. 依頼文の前に、決めてほしいことを書く
  3. 5枚を、聞き手が判断する順番に並べる
  4. AIには、構成と不足情報を先に出してもらう
  5. 1枚分だけ本文にして、密度を確かめる
  6. PowerPointへ移す方法は、使う環境で選ぶ
  7. 発表前は「突っ込まれる点」を一つずつ解消する

「資料にして」と頼まれたとき、AIに最初からスライドを十数枚作らせると、説明は増えても、上司に何を決めてほしいのかが埋もれがちです。先に作るのはデザインではなく、今回の会議で決めたいことを一文にした、短い構成です。

ここでは「問い合わせ対応の手順を一部署で試したい」という架空の企画を、承認に必要な5枚へ組み立てます。5枚はこの例に合う分量であり、すべての企画を5枚に収めるルールではありません。費用の内訳や専門的な検証は、必要に応じて別紙へ分けます。

構成だけでなく、スライドまで作りたい人へ

構成を考えるだけなら、普段使う生成AIと社内テンプレートで進められます。見出しを貼った後のレイアウトや図の配置にも時間がかかるなら、MiriCanvasのAIプレゼンテーションが候補です。 構成案をスライドへ起こし、文字や図形を編集できるPPTX形式で取り出せるため、最後の調整をPowerPointで続けられます。

公式の機能案内では、無料プランで毎月5回・最大30枚のAIスライド生成と、編集・PPTXダウンロードを案内しています(2026年9月22日確認)。最初は無料枠で、普段の資料に使える仕上がりか確かめる方法を勧めます。

今の作業で困るところ 選ぶ方法
何を説明するか決まらない この記事の依頼文で、結論と根拠を先に整理する
内容はあるが、白紙から配置するのが苦手 MiriCanvasでデザインを含む下書きを作る
指定の社内レイアウトを厳密に守る必要がある 既存テンプレートへ確定した見出し・短文を入れる

この後の5枚構成は、MiriCanvasへ渡す材料にも使えます。事実のないところを図や数字で埋めず、承認事項と未決事項を残したまま作りましょう。

依頼文の前に、決めてほしいことを書く

「問い合わせ業務を効率化したい」だけでは、聞き手が賛成すればよいのか、予算を認めればよいのか分かりません。次のように、承認の対象を絞ります。

この資料の着地点・架空例

営業支援チーム3人で、問い合わせの回答候補を整理する試行を2週間行うことを承認してほしい。顧客への送信は担当者が行い、試行後に作業時間と修正件数を報告する。新しい有料契約は今回の決裁対象に含めない。

人数や期間がまだ決まっていなければ、「未決」として残します。AIに都合のよい規模を補わせると、構成案のつもりが、いつの間にか約束のある企画書になります。

次に材料を三つに分けます。確認済みの事実、提案したいこと、まだ調べていないことです。たとえば「先週の問い合わせは120件」は事実ですが、「回答探しが最大の負担」は計測前なら仮説です。資料の冒頭でこの二つを混ぜないようにします。

5枚を、聞き手が判断する順番に並べる

架空の企画には、次の構成が使えます。見出しを「現状」「課題」のような項目名だけにせず、そのページで伝える内容まで書きます。

見出しの例 見せる材料 聞き手が判断できること
1 回答案の整理を、1部署で2週間試したい 対象・期間・承認事項 今日、何を決めるのか
2 回答を探す時間と、確認する時間を分けて測る 現行の作業手順 どの負担を減らす企画か
3 AIは回答候補まで。送信は担当者が行う 試行中の手順図 仕事のどこが変わるか
4 誤案内と修正の負担を見て、継続を判断する 測定項目・停止条件 うまくいったと判断する基準
5 担当者と確認日を決めて開始する 担当・準備・報告先 承認後に誰が動くか

表が収まらない場合は、左右に動かして読めます。

この段階では、きれいな文章より抜けを見ます。「費用はどうなる」「通常業務と両立できるか」と聞かれそうなら、関連するページに回答を足します。調査していない効果を、右肩上がりのグラフで埋める必要はありません。

AIには、構成と不足情報を先に出してもらう

使用する生成AIは、勤務先が認めた環境を選びます。最初は実名や顧客情報を除いた短い材料で、次の依頼文を試してください。ここでは特定サービスのファイル生成機能を前提にしません。

上司に説明する企画の構成案を作ってください。
目的:営業支援チーム3人で、回答候補を整理する試行を2週間行う承認を得る。
事実:先週の問い合わせ120件。回答探しと確認の時間は未計測。
提案:AIは回答候補の下書きまで。担当者が確認して送信する。
未決:使用環境、担当者、測定方法。新規有料契約は今回含めない。

まず5枚以内で「見出し/一番伝えること/根拠/不足情報」を示す。
効果の数字、予算、担当者名を作らない。
承認に不要な会社紹介やAI一般論は入れない。
不足情報があるページは、完成したふりをせず空欄の理由を残す。

返ってきた構成で「大幅に効率化できる」と書かれていたら、「まだ計測していないので、試行で確かめることとして書き直して」と修正します。AIへの追加依頼も、どの判断を変えたいのかが分かる形にします。

1枚分だけ本文にして、密度を確かめる

全ページを一気に書く前に、3枚目を作ってみます。

見出し:AIは回答候補まで。送信は担当者が行う

画面に載せる内容は「問い合わせから必要事項を拾う → 承認済み手順書から候補を作る → 担当者が条件を確かめて送信」の流れ。資料にない質問は保留へ分ける。

口頭で補う内容は、確認担当者と、保留案件の戻し先。長い操作説明は別紙へ回す。

見出しを読んでも結論が分からないなら、文字を小さくする前に内容を直します。箇条書きが七つ並ぶなら、「作業の流れ」と「確認する条件」が一枚に混ざっていないかを見ます。同じ話題なら図にまとめ、別の判断ならページを分ける方が伝わります。

AIには、スライドに置く短文と、話すための補足を別々に依頼すると整理しやすくなります。補足まで画面に貼ると、発表者が文章を読み上げる資料になってしまいます。

PowerPointへ移す方法は、使う環境で選ぶ

少ない枚数なら、確定した見出しと短文を既存の社内テンプレートへ貼る方法で十分です。図や余白を調整する間も、内容の変更と見た目の変更を分けて進められます。

Microsoftの公式案内では、Wordの見出し1をスライドタイトル、見出し2を箇条書きにしたアウトライン取り込みが紹介されています。MacではWord原稿をRTFに保存する手順が案内されています。自分のOS・版に合う手順を選び、まず短い原稿で取り込み結果を確かめてください。

取り込んだことは、資料の完成を意味しません。長い見出し、図のラベル、表の文字が、実際の発表画面で読めるかを確認します。余白を埋めるための装飾画像より、提案前後の作業の違いを示す図を優先すると、この企画の説明に役立ちます。

発表前は「突っ込まれる点」を一つずつ解消する

見直しでは、AIに点数だけを付けさせるより、聞き手役として具体的な質問を出してもらいます。

  • 「現状の何が悪いのか」に、事実と仮説を分けて答えられるか。
  • 「誰が確認するのか」に、役割と担当を示せるか。
  • 「期待どおりでなければどうするか」に、停止・変更・継続の条件があるか。
  • 「今日は何を承認すればよいか」が、最初と最後で一致しているか。

不足が多いときは、資料を増やす前に企画の材料を集めます。結論と根拠のつなぎ方に迷うなら、上司向け報告書の作り方も参考になります。

構成を確認できたら、5枚の見出しと短文をMiriCanvasへ渡し、生成されたスライドの内容を確かめます。デザインを選び、PPTXへ書き出してから、社内の発表環境で文字・図形・フォントを確認してください。まずは一つの企画で、白紙から配置する作業がどれだけ残るかを見ると、自分に合うか判断できます。

参考資料・出典

機能・分析方法に関する参照資料は2026年9月22日に確認しました。業務例・数値例・依頼文は編集部の提案で、実測結果や効果の保証ではありません。アイキャッチはAI生成の説明用イメージです。

  1. MiriCanvas:AIプレゼンテーション(確認日:2026年9月22日)
  2. Microsoft:アウトラインからPowerPointを作成する(確認日:2026年9月22日)