AIエージェント・業務自動化PRACTICAL GUIDE / AGT-09

ロリポップ!AIエージェントクラウドの使い方|登録から定期実行まで

ロリポップ!AIエージェントクラウドの始め方を、申込前の費用確認、エージェント作成、無料枠、APIキー、定期実行、人の確認まで順番に解説します。

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クラウドAIの試用からAPI設定、定期実行、人の確認まで六段階で進める会社員
目次
  1. 申込前に月額と別途費用を分ける
  2. まず一つの安全な仕事を決める
  3. 登録から定期実行までの六段階
  4. エージェントの性格と設定は仕事に必要な分だけ変える
  5. Slack・Discord・Telegram連携は最後に追加する
  6. うまく動かないときの戻し方
  7. 一週間の確認表
  8. よくある質問

ロリポップ!AIエージェントクラウドは、サーバー構築をせず、ブラウザ上でAIエージェントを動かせるサービスです。ただし、申し込んだだけで安全な自動化が完成するわけではありません。

最初に決めるのは、OpenClaw、Hermes Agent、NanoClawの名前ではなく、一週間、毎日同じ形で作ってほしい下書きです。公開情報から候補を三件集め、URLと要点を確認用メモにする。この程度の小さな仕事なら、入力、出力、確認担当を決めやすくなります。

設定は、無料枠で一回動かしてから進めます。外部LLMのAPIキー、定期実行、チャット連携を最初から全部設定すると、うまく動かなかったときに原因が分かりません。

始める順番

費用を確認し、一つの仕事を決め、エージェントを作成します。APIキーなしの無料枠で一回実行し、出力と停止方法を確認してからAPI上限と定期実行を設定します。

最初の成功は完全自動化ではありません。同じ下書きを安全にもう一度作れ、人が確認して止められることです。

申込前に月額と別途費用を分ける

2026年9月2日時点の公式案内では、ロリポップ!AIエージェントクラウドは税込月額1,200円です。この料金には、AIエージェントを動かすサーバーと管理画面などが含まれます。

ただし、本格利用で外部のAIモデルを使う場合、その利用料は別です。合計費用は次のように分けます。

費用何に払うか始める前の確認
月額1,200円稼働用サーバー、管理画面、運用機能契約開始日、更新日、解約条件
試用用AIAPIキーなしの無料枠対象モデルと現行上限
外部LLMOpenAI、Anthropic、Googleなどの利用量APIキー、従量料金、月額上限
連携先Slack等で必要になる契約権限、履歴、利用プラン
人の時間出力確認、失敗対応、指示修正確認担当と毎日の確認時間

スマホでは表を横にスクロールできます。

月額1,200円だけで高性能なAIモデルを無制限に使えるわけではありません。外部LLMを追加するときは、提供者側で利用上限を設定します。ロリポップの月額と、LLMの従量料金を別々に管理してください。

料金・評判・VPSとの違いを先に判断したい方は、ロリポップ!AIエージェントクラウドの料金・評判AIエージェントクラウドとVPSの比較を確認すると、申込前の迷いを整理できます。

まず一つの安全な仕事を決める

最初の一週間、毎日同じ形で下書きにしてほしい仕事は何ですか?

「調査を全部やって」のように広い仕事は、成功と失敗を判断できません。次の四つを一文にします。

  • 入力:どこにあるどの情報を読むか
  • 処理:何を選び、どう並べるか
  • 出力:どこへ、どの項目で下書きを置くか
  • 停止:公開・送信・削除の前で止まるか

最初の指示例は次のようになります。

毎朝9時に、指定した三つの公式サイトで前日以降に更新された記事の候補を探す。各候補を「題名・URL・更新日・要点二行」で確認用メモにする。外部へ送信や公開はせず、候補がない日は「更新なし」と残す。

この仕事なら、公開情報だけを読み、下書きまでで止められます。契約、購入、削除、顧客への送信、SNS公開など、元に戻しにくい操作は最初の自動化に選びません。

登録から定期実行までの六段階

01費用を確認月額・無料枠・別途LLM
02作成名前と一つの役割を決める
03一回試す無料枠で手動実行
04上限を置くAPIキーと利用上限
05定期実行時刻・出力・停止を指定
06人が確認根拠・費用・失敗を点検

1. 公式画面で申込条件を確認する

申込前に、月額、更新日、支払方法、解約条件を確認します。初月割引などの期間限定表示がある場合は、二か月目以降の通常料金を見ます。

申し込み後、ロリポップ!レンタルサーバーのアカウントからオプション契約として利用を開始する流れが公式ヘルプで案内されています。画面表示が記事と異なる場合は、申込画面を正としてください。

2. エージェントを一つ作成する

公式ヘルプでは、エージェントの名前や性格をチャット形式で設定し、管理画面でも編集できると案内されています。最初から多くの役割を与えず、「公式情報から確認用の下書きを作る」のように一つへ絞ります。

OpenClaw、Hermes Agent、NanoClawの違いで迷ったら、三つのエージェント比較で、複数作成、記憶、隔離、管理画面の条件を確認できます。

一つのサーバーでエージェントを切り替えられる案内もありますが、切替時にはチャット履歴、設定、スキルなどがリセットされます。比較のために気軽に切り替える前に、必要な内容を保存してください。

3. APIキーなしの無料枠で一回実行する

公式ページでは、サインアップ直後にAPIキーなしの無料枠でチャットを試せると案内されています。ここでは、先ほど決めた仕事を一回だけ手動で実行します。

確認するのは、文章の上手さより次の点です。

  • 指定した情報源だけを見ているか
  • URLと更新日が付いているか
  • 候補がないときに無理に作らないか
  • 出力が確認用の下書きで止まるか
  • 同じ指示をもう一度使える形で残せるか

一回目から外部ツール連携や定期実行を足さないでください。まず管理画面内で入力と出力を確認します。

4. 本格利用するならAPIキーと利用上限を設定する

無料枠の出力が目的に合い、継続利用すると決めた段階で外部LLMを設定します。公式ヘルプでは、管理画面でエージェントを選び、「LLM設定」から使うプロバイダーを選び、APIキーを保存してモデルを選択する手順が案内されています。

APIキーを入れる前に、外部LLMの提供者側で月額の利用上限を設定します。APIキーはパスワードと同じように扱い、チャット本文や共有資料へ貼りません。

無料枠のまま

動作確認だけ

一つの指示と出力を短く試し、継続利用するか判断する。

APIキーを追加

継続して使う

提供者側で上限を置き、使うモデルと概算費用を決める。

進めない

情報条件が合わない

外部AIへ送れない情報を扱う、確認担当がいない、停止方法が不明。

5. 同じ形式で出力できることを確認してから定期実行を設定する

手動で一回成功しても、すぐに毎時間動かす必要はありません。最初は一日一回など少ない頻度で、実行時刻、対象、出力先、候補がない場合、失敗時の動作を指定します。

OpenClawでは、公式ヘルプに設定ファイルから定期チェックを行う方法が案内されています。管理画面の「設定ファイル」でHEARTBEAT.mdを編集でき、チャットで変更を依頼する方法もあります。Hermes Agentでは、自然な言葉によるスケジュール実行が公式に案内されています。

画面や方法は更新されるため、「定期実行」または設定ファイルの現行案内を管理画面で確認してください。

定期実行の指示には、次の五つを含めます。

  1. いつ動くか
  2. どの情報源を見るか
  3. 何件まで選ぶか
  4. どこへ下書きを置くか
  5. 何を自動化せず、どの段階で人が確認するか

6. 毎日、人が根拠・費用・失敗を確認する

定期実行が始まったら、最初の一週間は毎日確認します。見るのは、出力だけではありません。

確認項目 毎日見ること 異常時の対応
根拠 URL・更新日・引用元が合うか 元ページへ戻り、誤りを修正
範囲 指定外の情報や秘密情報を使っていないか 実行を止め、入力範囲を狭める
費用 LLM使用量が想定内か 頻度・資料量・モデルを下げる
重複 同じ候補を繰り返していないか 前回結果を除く条件を追加
停止 送信・公開前で止まっているか 連携を外し、権限を見直す

最初の一週間で安定しても、無人公開へ広げる理由にはなりません。確認用下書きが目的なら、人が読んで公開する流れを維持します。

エージェントの性格と設定は仕事に必要な分だけ変える

OpenClawでは、公式ヘルプでSOUL.md、IDENTITY.md、HEARTBEAT.md、USER.mdという設定ファイルが案内されています。話し方、名前、定期チェック、自分の好みを分けて管理できます。

最初に設定するのは、文章の口調より仕事の境界です。

  • 推測した内容は「不明」と書く
  • URLと更新日を必ず付ける
  • 個人情報を入力しない
  • 外部へ送信・公開しない
  • 候補がない日は作り話をせず「更新なし」とする

人格を細かく作り込む前に、何をしてよく、何をしてはいけないかを書きます。設定を変えたら、新しいチャットや次回実行で反映される条件を公式画面で確認してください。

Slack・Discord・Telegram連携は最後に追加する

公式ヘルプでは、Slack、Discord、Telegramとの連携が案内されています。普段使う場所から話しかけられるのは便利ですが、管理画面内の一回実行より先に連携すると、権限と出力先が増えます。

追加する前に次を決めます。

  • 個人のDMか、複数人が見るチャンネルか
  • エージェントが読める範囲
  • 誰が連携トークンを管理するか
  • 返信を下書きに留めるか、自動投稿するか
  • 退職・異動時に誰が解除するか

最初は個人または検証用の限定チャンネルで試し、本番チャンネルへの自動投稿は避けます。

うまく動かないときの戻し方

一度に設定を増やした場合、どこで失敗したか分かりにくくなります。次の順で戻します。

  1. 定期実行を止める
  2. 外部チャット連携を外す
  3. 最小の指示を管理画面で一回実行する
  4. APIキーとモデルの状態を確認する
  5. 必要なら再起動、修復、ログ確認へ進む

公式には、再起動、修復、ログのダウンロード、初期化が案内されています。初期化はサーバー内のチャット履歴、設定ファイル、連携設定などが削除される最終手段です。必要なデータを保存し、再起動や修復で直らない場合に限ります。

失敗したときに、どこで止めて誰が確認しますか?

答えが決まっていないなら、まだ定期実行を有効にする段階ではありません。停止担当、確認時刻、費用上限の三つを決めてください。

一週間の確認表

一週間は、成果件数より再現性を見ます。

確認すること 合格の目安
1日目 手動で一回実行 指定した形式で下書きが出る
2日目 同じ指示を再実行 出力項目と停止位置が同じ
3日目 API使用量を確認 想定した上限内
4日目 候補なしの動作 作り話をせず「更新なし」
5日目 定期実行を一回 指定時刻に確認用下書きが残る
6日目 誤りを修正 指示を一か所直すだけで改善
7日目 継続判断 手作業より確認開始が早い

AIエージェントに任せる定例リサーチの指示を具体化したい場合は、AIエージェントで定例リサーチを自動化する方法で、情報源、重複除外、根拠、出力形式を設計できます。

よくある質問

APIキーは申込時に必要ですか?

公式案内では、サインアップ直後はAPIキーなしの無料枠で対話を試せます。本格利用へ進むときに外部LLMのAPIキーを設定します。

月額1,200円だけで使い続けられますか?

試用枠はありますが、本格利用では外部LLMの従量料金が別途かかり得ます。利用するモデル、回数、資料量を決め、提供者側で上限を設定します。

プログラミングは必要ですか?

公式ヘルプでは、サーバー構築、SSH、Docker、環境変数の設定をせず、ブラウザ上で始められると案内されています。外部サービスのトークンやAPIキーを取得する作業は残ります。

最初からSlackへ自動投稿してよいですか?

管理画面内で一回実行し、内容と停止方法を確認してからです。最初は検証用の限定先を使い、顧客や社外へ届く自動投稿は避けます。

エージェントを後から切り替えられますか?

公式案内では管理画面から切り替えられます。ただし、現在のチャット履歴、設定、スキルなどがリセットされるため、必要な内容を保存してから実行します。

参考資料・出典

料金、無料枠、対応エージェント、画面名、連携条件は更新されます。記事内の手順は2026年9月2日に公式情報で確認しました。

  1. ロリポップ!AIエージェントクラウド公式ページ(確認日:2026年9月2日)
  2. ロリポップ!AIエージェントクラウドとは(確認日:2026年9月2日)
  3. LLMのAPIキーを設定する(確認日:2026年9月2日)
  4. OpenClawの設定ファイルをカスタマイズする(確認日:2026年9月2日)
  5. 管理画面からエージェントを切り替えられるようになりました(確認日:2026年9月2日)