AIエージェント・業務自動化PRACTICAL GUIDE / AGT-08

OpenClaw・Hermes Agent・NanoClawの違い|ロリポップで選ぶ

OpenClaw、Hermes Agent、NanoClawを、複数作成、運用学習、機密隔離、対応LLM、管理画面で比較。最初に任せる一つの業務に合うものを選びます。

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役割分担、一体を育てる運用、秘密情報の隔離という三方向からAIエージェントを選ぶ画面
目次
  1. 三つの違いを一つの表で確認
  2. OpenClaw:役割を分けて広げたい
  3. Hermes Agent:一体を継続して育てたい
  4. NanoClaw:秘密情報の隔離設計を優先したい
  5. 迷ったら二つの質問で絞る
  6. 共通してできること・任せないこと
  7. 契約前に切替条件を確認する
  8. 最初の一つを決める

ロリポップ!AIエージェントクラウドでは、OpenClaw、Hermes Agent、NanoClawから使うエージェントを選びます。三つとも月額1,200円の対象ですが、向く運用は違います。

最初に選ぶのは、いちばん高機能に見える名前ではありません。一週間試す一つの仕事から逆算します。役割を分けて増やすならOpenClaw、一体を継続して育てるならHermes Agent、秘密情報をAIの読み取り範囲から隔離する設計を優先するならNanoClawが候補です。

三つの選び分け

複数の担当を作るならOpenClaw、一体を長く育てるならHermes Agent、秘密情報の隔離設計を優先するならNanoClawから確認します。

どれを選んでも、外部送信と削除の前には人の承認を残します。

三つの違いを一つの表で確認

比較点OpenClawHermes AgentNanoClaw
公式の位置づけ柔軟な汎用型自己学習型セキュリティ特化型
複数作成可1契約1体1契約1体
向く運用調査・整理・通知を分担一体に運用ノウハウを蓄積秘密情報を隔離して扱う
対応LLM表示OpenAI、Anthropic、GoogleほかOpenAI、Anthropic、Google、xAIAnthropic
ネイティブ画面対応対応公式比較では対象外表示

2026年9月2日のロリポップ公式表示に基づきます。現行条件は申込前に再確認してください。

スマホでは表を横にスクロールすると、NanoClawまで確認できます。

OpenClaw:役割を分けて広げたい

OpenClawは、人格、スキル、連携先を組み合わせる汎用型として案内されています。ロリポップの管理画面では複数のエージェントを追加できるため、調査役、整理役、通知役のように分けたい運用に向きます。

ただし、複数作れることは最初から増やす理由ではありません。三体が同じ情報を読み、似た下書きを送り、誰が誤りを出したか分からなくなると確認が増えます。初週は一体だけにし、入力、出力、実行時刻、停止方法を固定します。

一体で一週間安定し、その役割を一文で説明できたら、二体目を追加します。たとえば調査役は出典URL付きの候補だけを作り、通知役は人が承認した文章だけを決まった場所へ送る、と境界を明確にします。

OpenClawが向くのは、役割ごとの権限とログを管理でき、将来は複数の仕事へ広げたい人です。一つの窓口だけで十分なら、複数作成は使わない機能になります。

Hermes Agent:一体を継続して育てたい

ロリポップ公式はHermes Agentを、記憶と実行を繰り返しながら運用フローを最適化する自己学習型と説明し、1エージェントを育てるシンプルな運用に向くと案内しています。1契約につき1体です。

毎朝の情報整理、週次の報告下書きなど、同じエージェントへ継続して任せたい仕事がある場合に候補になります。役割を増やすより、入力形式、好む出力、修正内容を一体へそろえたい人向けです。

「使うほど賢くなる」と書かれていても、誤りを自動で放置してよい意味ではありません。どの情報を記憶させるか、古くなった指示をどう直すか、保存された内容をどう消すかを確認します。個人情報や契約情報を最初から渡さず、公開情報を使う定型作業で挙動を見てください。

NanoClaw:秘密情報の隔離設計を優先したい

NanoClawは、エージェントごとに独立したサンドボックスで動き、OneCLIがパスワードやAPIキーなどをAIの読み取り範囲外で管理する設計として案内されています。対応LLMは公式比較上Anthropicです。1契約につき1体です。

APIキーや認証情報をプロンプトへ直接書かず、AIから隔離したい運用で候補になります。ただし「セキュリティ特化」という表示だけで、会社の審査、データ分類、委託先確認が不要になるわけではありません。

NanoClawを選ぶ前に確認するのは、対応したい連携先、必要なLLM、管理画面でできる設定、秘密情報が実際にどこへ保存されるかです。会社の秘密や顧客データを扱うのは、その確認と承認が終わった後です。

迷ったら二つの質問で絞る

一体に仕事を集めますか、それとも役割ごとに分けますか?

役割ごとに分けたいならOpenClawを先に確認します。一体に仕事と修正内容を集めたいならHermes Agentが候補です。そのうえで、秘密情報をAIの読み取り範囲外で管理する設計を最優先するならNanoClawの条件を確認します。

選び方は次の順です。

  1. 一週間で任せる仕事を一文にする
  2. 一体に集約するか、複数の役割に分けるかを決める
  3. 使いたいLLMが対応しているか見る
  4. 必要なチャット連携と管理画面を確認する
  5. 入力してよい情報と停止条件を決める

エージェントを選ぶ前に仕事を絞れない場合は、AIエージェントに任せる仕事の選び方から進めてください。

共通してできること・任せないこと

三者とも、ロリポップのサービス上ではチャット、LLM設定、Slack・Discord・Telegram連携、設定ファイル編集、スキル追加、定期実行が案内されています。自分のPCを閉じてもクラウド上で動かせます。

共通して最初から任せないのは次の操作です。

  • 顧客や取引先への自動送信
  • SNSやWebサイトへの無確認投稿
  • 購入、支払い、契約の確定
  • ファイルやアカウントの削除
  • 個人情報や社内秘密の無許可入力

初週は、公開情報を読む、候補を集める、出典付きの下書きを作る、自分だけの確認場所へ送る、までに留めます。誤り、重複、料金、停止しやすさを毎日一行で記録します。

契約前に切替条件を確認する

AIエージェントクラウドは、契約時にエージェントを選びます。ロリポップ公式サポートは2026年4月28日時点で、同じ契約内でOpenClawとHermes Agentを同時に使うことも、契約後に相互へ切り替えることもできないと案内しています。後から追加されたNanoClawを含む現行の切替・併用条件は、申込画面とサポートで再確認してください。

同じ月額でも、複数作成、ネイティブダッシュボード、対応LLMの範囲は同じではありません。本格利用では外部AIサービスのAPIキーと利用料も別に必要になり得ます。月額1,200円だけで総額を判断しないでください。

詳しい料金境界はロリポップ!AIエージェントクラウドの料金記事、サーバーの選択はAIエージェントクラウドとVPSの比較で確認できます。

最初の一つを決める

複数の役割へ広げたいならOpenClaw。一体の運用を積み上げたいならHermes Agent。秘密情報をAIから隔離する設計を優先し、対応LLMが合うならNanoClawです。

選んだ後は、一体に一つの仕事だけを任せます。一週間後、出力の誤り、確認時間、API料金、停止操作を見て続けるか決めます。人気や名称ではなく、あなたが管理できる運用を選ぶことが、長く使えるエージェントへの近道です。

参考資料・出典

機能、対応LLM、切替条件は更新されます。申込前にロリポップ公式の現行表示を確認してください。

  1. ロリポップ!AIエージェントクラウド(確認日:2026年9月2日)
  2. OpenClaw公式(確認日:2026年9月2日)
  3. Hermes Agent公式(確認日:2026年9月2日)
  4. NanoClaw公式(確認日:2026年9月2日)
  5. OpenClawとHermes Agentの切替・併用について(確認日:2026年9月2日)