Dify CloudとABLENETを比較|社内FAQの料金・公開範囲・運用
社内FAQをDify CloudとABLENETで動かす場合の料金・資料容量・公開範囲を比較。管理する2人と質問する30人、FAQの回答例、モデル費用と保守を分けて選べます。
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目次
社内FAQの試作品はできた。次は社員に使ってもらいたい。でも、Dify Cloudの有料プランへ進むか、ABLENETのVPSへ移すかで迷っていませんか。
サーバーを管理する人がいない会社は、まずDify Cloudが候補です。 Dify側が運用する環境で、資料の更新と回答の改善に取り組めます。自社で保存先や接続を管理したい会社には、ABLENET上でDifyを動かす方法があります。こちらはサーバーとアプリの更新やバックアップも自社で担います。
Dify CloudのProfessionalは月払い59米ドル、年間払い590米ドルです。税は別です。ABLENETはDify向けにメモリ10GBのL4を推奨しています。L4のSSDプランは、年払いの初回が税込34,200円です。月額換算は2,850円になります。更新後は税込年額36,000円で、月額換算は3,000円です。VPS料金だけでなく、モデル利用料と保守にかける費用も合わせて選びましょう。
資料100件・管理2人・質問する30人で比べる
ここでは編集部の架空例として、説明書100件を読み込ませ、総務の2人が内容を更新し、社員30人が質問する社内FAQを考えます。比較するのは、同じ資料と質問を使う二つの運用方法です。FAQそのものの作り方は、Difyで社内FAQを小さく試す手順を使えます。
| 比較点 | Dify Cloud | ABLENETでDifyを自社運用 |
|---|---|---|
| 資料とアプリの保存 | Cloudの契約枠を使う | VPSなど自社で用意した保存先を使う |
| 資料を更新する人 | プランのTeam Members枠を確認 | 導入したDifyの権限と自社の運用で管理 |
| 社員が質問する画面 | 公開範囲とアクセス制御を確認 | ネットワークや認証も自社で設定 |
| AIモデル | 付属クレジット、または自分のAPIキー | 接続するモデルと利用料を自社で用意 |
| 更新・復旧 | 基盤の管理をDifyへ任せる | OS・Dify・データベースの更新と復旧を自社で行う |
スマホでは表を横にスクロールできます。
「メンバー2人」はFAQを作って管理する担当者です。質問する社員30人とは分けて考えます。編集者の人数枠に収まることと、社員だけが質問できることは別の条件です。
Cloudは、資料数とナレッジ容量の両方を見る
Dify Cloudには、読み込める資料数と、検索用に使うナレッジの保存容量に上限があります。ファイル数が収まっても、検索用データの容量を使い切ると、新しい資料を追加できなくなります。
| Cloudプラン | 管理メンバー | 資料数 | ナレッジ容量 | 月払い/年間払い |
|---|---|---|---|---|
| Sandbox | 1人 | 50件 | 50MB | 無料 |
| Professional | 3人 | 500件 | 5GB | 59米ドル/590米ドル |
| Team | 50人 | 1,000件 | 20GB | 159米ドル/1,590米ドル |
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料金は1ワークスペースあたり、税別です。年間払いは1年分の一括料金です。ナレッジ容量は、高品質インデックスで使う検索用データの枠です。元のPDFの合計サイズと同じになるとは限りません。
今回の例では資料100件、編集担当2人なので、Sandboxの枠を超えます。Professionalの人数・資料数には収まりますが、実際のナレッジ容量も確認します。この範囲で安定して使え、基盤を管理する担当者を増やしたくないなら、Cloudを選ぶ理由があります。
社員限定の公開は、URLを配るだけで終わらせない
社内資料を読ませるFAQでは、作成画面へのログインと、質問画面へのアクセスを分けて確認します。編集メンバーの枠が増えても、それだけで社員向けの認証が整うわけではありません。
Cloudの公式ガイドでは、公開Webアプリは標準でURLを知っている人が開けると案内しています。Professionalの編集人数に収まるだけで、社員限定の認証が備わるわけではありません。Enterpriseで案内されるアクセス制御を、Cloud Professionalの標準機能として選ばないでください。
社員限定が必要なら、その認証を実現できる契約・公開方法を選びます。公開の試作では機密を含まない資料を使い、必要な公開制御が決まってから、社内用の資料を扱います。
自社運用なら、社内ネットワークやVPN、認証を含めて接続方法を設計できます。ただし、ABLENETを契約しただけで社内限定のFAQが完成するわけではありません。 社員だけが開ける設定と、退職者のアクセスを止める方法まで、担当者が用意します。
同じFAQ質問を、資料に沿って答える例
100件の説明書のうち、1件に次の文があるとします。これは編集部が用意した架空の資料です。
備品は利用日の3営業日前までに申請。急ぎは総務へ相談。
この資料から期待する回答は、次のように分けられます。
| 質問 | 回答の例 | 根拠 |
|---|---|---|
| 明日、備品を借りたい | 通常の3営業日前という期限を過ぎています。急ぎの場合として総務へ相談してください。貸出できるかは総務へ確認します。 | 3営業日前の申請、急ぎは総務へ相談 |
| 自宅に持ち帰れる? | 提示された資料に、持ち帰りの条件は見つかりません。総務へ確認してください。 | 持ち帰りについての記載がない |
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前者で貸出を約束せず、後者で持ち帰り禁止という規則も作りません。同じ資料と質問を使えば、CloudでもVPSでも、回答が根拠へ戻れるかを見られます。ここで示した回答は説明用で、社員30人が利用した実績や応答性能の測定ではありません。
ABLENETは、保存と運用を自社で管理したい会社に合う
ABLENETには、Difyの導入・更新・SSL証明書更新に使うセットアップツールがあります。導入の手順を最初から探し集めず、公式の案内に沿ってDifyを動かし始められるのが利点です。Dify向けの推奨はL4で、vCPU5、メモリ10GBが案内されています。
資料の保存先や外部サービスとの接続を、自社の担当者が継続して管理したい会社に向きます。たとえば、FAQへ追加する部署を決め、資料を更新するたびにバックアップを取り、問題が出たら戻せる状態を保つ使い方です。
VPSのSSD容量は、Cloudのナレッジ容量とはそのまま比較できません。同じSSDにOS、Dify、データベース、ログなども保存するためです。資料の取り込み時と、社員が同時に質問したときの負荷を試用中に確かめましょう。ABLENETでは10日間の無料試用が案内されています。年払いの初回特別価格と更新後の料金は違うため、契約前に両方の総額を確認します。
資料を保存する
Dify Cloud、またはABLENET上のDifyへ資料を入れる。
質問に答える
検索した資料の一部と質問を、設定したモデルへ渡す。
記録を管理する
回答とログを確認し、資料の更新と保存期間を管理する。
モデル利用料と保守も、毎月の費用に入れる
CloudのProfessionalには月5,000メッセージクレジット、Teamには月10,000クレジットが付いています。消費量は使うモデルによって違います。対象外のモデルや、枠を使い切った後は、自分のAPIキーで使う方法を確認します。
自社運用では、文章を検索用データへ変える処理と、質問へ答えるモデルの料金を見積もります。VPS代に、外部モデルAPIの料金が含まれるとは限りません。
国内VPSに資料を置いても、外部モデルAPIを呼ぶと質問や資料の一部をその提供元へ送る場合があります。 送る内容、保存、学習への利用条件は、接続するモデルごとに確認します。保存する国だけで、社外へ情報が出ない仕組みとは判断できません。
自社運用では、さらにOSとDifyの更新、バックアップ、復元確認、障害対応の時間が必要です。社内の担当者が休んだ日に誰が対応するかまで決まっていると、運用を続けやすくなります。
FAQの改善に集中するか、サーバーも自社で管理するか
資料数と編集人数がCloudの枠に収まり、必要な公開制御も使えるなら、Cloudを使い、資料や回答の改善に集中する方法が合っています。社内FAQは、資料を更新して答えを確かめ続ける仕事です。サーバー管理を任せられることにも価値があります。
保存先と接続を自社で管理する必要があり、保守する担当者もいるなら、ABLENETが候補です。Difyのセットアップツールを使い、実際の資料量と質問数で動かせるかを試せます。料金の支払期間、更新後の金額、容量の選び方はABLENETでDifyを自社運用する前の確認も参考になります。
ABLENETの試用は、カード払いで試用を希望した場合は設定完了通知から10日間です。即本契約と支払方法による違いは申込条件で確認できます。外部モデルAPIへ料金が発生する場合は、この無料試用と別に数えます。
Dify Community版には独自のライセンス条件があります。複数の顧客へサービスとして提供する場合などは、商用ライセンスの要否を確認してください。今回の社内FAQから、社外向けサービスへ用途を広げるときの確認点です。
参考資料・出典
料金・仕様などの確認日は各出典に記載しています。購入・契約時は公式の現行条件をご確認ください。
- ABLENET支払いと試用の流れ(確認日:2026年10月23日)
- Dify EnterpriseのWebアプリアクセス制御(確認日:2026年10月23日)
- Dify Cloudのメンバーと役割(確認日:2026年10月23日)
- Dify Cloud Webアプリの公開設定(確認日:2026年10月23日)
- Dify Cloud料金と利用枠(確認日:2026年10月23日)
- Difyの年間料金(確認日:2026年10月23日)
- ABLENET AIセルフホストVPS(確認日:2026年10月23日)
- ABLENETセットアップツールの手順(確認日:2026年10月23日)
- ABLENET料金表(確認日:2026年10月23日)
- Dify Docker Compose導入手順(確認日:2026年10月23日)
- Dify Communityライセンス(確認日:2026年10月23日)


